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ことしも暮れようとしているが大阪、京都の“タクシー運賃戦争”は、終わる気配を見せていない。賃金が月額20万円を切るというのに、タクシー労組サイドから“運賃戦争”糾弾の声はあまり聞こえない。
たとえば大阪の扇町公園、大阪城公園などの広場で全自交労連、交通労連、自交総連、中立などタクシー労働者の幅広い共闘組織が、それぞれの旗を林立させ“ストップザ運賃戦争”の大集会を開催して気炎を上げてもおかしくない。にもかかわらず、そうした動きは、まったく見られない。
500円玉の大きなちょうちんを頭につけたワンコインタクシーが市内を走り回っているのに各労組は拱手傍観、抗議する動きすら見られない。それで組織が持つのだろうか。安くない組合費を払っている組合員から見れば、組織のレーゾンデートル(存在理由)を自ら喪失している。
「そんなことは事業者団体の問題」などと考えているのなら、それは間違っている。あえて聞くが20万円を切る賃金で、世間並みの生活ができるのか。水準以下の生活しかできない人間が、どうして利用者、他人サマの安心・安全を確保できるのか。
事業者団体、とりわけ低運賃事業者に大きな責任があることを否定しないが、多くの事業者は、この“タクシー運賃戦争”に悲鳴を上げて阻止しようと、もがいてきたことも事実だ。結果として阻止することができないで、今日に来ている。
しかし、この“運賃戦争”の最大の犠牲者はタクシー労働者だ。労働者が立ち上がらないで、この争いは終えんしない。セクトを超えて結集しよう。
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