回転木馬
今号のリレーコラム・回転木馬の全文
2007年12月13日
地域産業おこしに燃える人
関 幸子(地域産業おこしに燃える人の会幹事長)
「地域産業おこしに燃える人」ってどんな人でしょうか。この地域産業おこしに燃える人とは、03年に、小泉純一郎・内閣総理大臣(当時)が、各地域で企業誘致や創業支援、既存の地域産業の活性化など、様々な地域産業おこしに頑張っている人たちを応援するため、全国の産業振興事業に取り組んだ人の中から33人を選定し、そして小泉総理自ら「地域産業おこしに燃える人」と命名したものです。
同年9月17日には、総理大臣官邸で、「地域産業おこしに燃える人の会」が開催され、席上、小泉総理は「日本経済はだめだ、地域や中小企業は生きていけない、という声があるが、悲観論からは何も生まれない。企業は人なり、という言葉があるが、企業でも、地域でも、発展の原動力は人にある。皆さんのやる気と意欲が地域を活性化した。今後、新たな地域おこしを考える人は、燃える人を見て、必然、俺たちも頑張らなきゃ、という気持ちになるものです。苦しい中でもへこたれず、挑戦している皆さんの燃える心を、今日、私もいただいた気がする。」と挨拶されました(内閣府HPより引用 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/09/17moeru.html)。
燃える人は、その後、06年に、自らのこれまでの地域産業おこしの努力や経験を広く周知するとともに、地域の発展につなげていくことを目的として「地域産業おこしに燃える人の会」を結成しました。07年には、第2期の燃える人36人が新たに選定され、総勢69人で、全国の地域振興や地域再生事業に取り組んでいます。
例えば、島根県の沖に浮かぶ、2300人が住む小さな島海士町(あまちょう)の特産品である岩牡蠣や白いか、さざえカレー等を全国に販売するお手伝いをしています。あわせて今年の9月には、東京で「地域再生としくみづくり」をテーマにシンポジウムを開催するなど、積極的に活動を展開しています。
日本は今、高齢者人口が著しく増加し、生産労働人口が減少する中で、年金や医療制度、学校教育、就業制度など、国内の社会制度を再設計していく必要があります。あわせて、石油の値上がりが家計を直撃するなどグローバル化の波も日常生活に大きな影響を与えています。地域産業おこしに燃える人は、この激動の時代の中で、足元から地域を支え、美しいふるさとを子どもたちに残していきたいと活動しています。
全国のタクシーも、地域産業おこしに燃える人と同じく、まさに地域のライフラインとして地域を支えており、なくてはならない資源であり財産です。社会変革にあわせて自己改革を進めることこそ、タクシー業界に求められています。ぜひ、イノベーションを進められますよう期待しています。
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