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2007年12月10日

国交省:
駐停禁止場所で発着せず ツアーバスへの対策


【東京】国土交通省はいよいよ、いわゆるツアーバスに対する安全運行の確保に向けて具体的な対策を打ち出すことになり、近くその一環として第1に駐停車禁止場所を発着場にしないことなどを、バス業界、旅行業界に指示、徹底を求める通達を出すこととなった。

 ことし2月に、長野県北安曇郡の旧あずみ野観光バス(現ダイヤモンドバス)が大阪府内で引き起こした重大事故は、一般マスコミや国会でも取り上げられて大きな社会問題までに発展した。冬柴鉄三・国土交通大臣が実際にツアーバスの発着場を深夜に視察するなど、国交省として具体的な安全対策確立が迫られ、6〜10月に検討会を設置して今後の方策検討を行った。

 同検討会の報告を踏まえて国交省は、乗務距離に基づく交替運転者の配置基準のほか、利用者乗降時の安全確保を目的に、駐停車禁止場所での乗降禁止について年内速やかに措置することにしており、今週にもこれらに関する通達を日本バス協会、全国旅行業協会に出して徹底を図る。

 あずみ野観光バスの事故では、道路交通法違反により経営者2人が逮捕、起訴されており、その初公判で検察側が「運転手の過労を認識していたが、旅行会社からの度重なる依頼で増発便の運行を決意した」と起訴事実を陳述している。国交省は安全確保に向けては、バス業界と旅行業界との連携や、旅行業界に対する指導強化が不可欠と判断した。

 来年3月までに、省令を改正し、自動車事故報告書への旅行業者名の記載を義務付けるとともに、旅行業者の責任の明確化を図る。これにより、旅行業法上の立入検査ができる環境を整備する。

 合わせて両業界の相互理解を深めるための場の設置を促し、バス運行の安全規制、契約変更時の取り扱いに関する指針、旅行行程の作成、安全規制の周知、需要拡大策などをテーマに協議会を設置して具体的に検討を進めることになる。こうした両業界による協議を通じ、運行面で無理が生じるような低運賃による請負を回避し、安全運行を確保する。

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