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2007年11月29日

禁煙タク実現に事業者の決断を!


 日本の代表的な冬の気圧配置は“西高東低”だが、日本のタクシーの禁煙化の動きは“東高西低”のようである。

 全乗連のまとめによると、来年1月までにタクシー全面禁煙化が実施される都道府県は16都県。地域別では、関東の全都県が来春までに実施するほか、東日本地域で急速に導入が進んでいる。その半面、西日本地域では近畿6府県をはじめ、ほとんどが導入予定はないか、目下検討中だ。

 このほど日本禁煙学会が公表したデータによると、男性の喫煙率が最も高かったのは香川県(60%)で、次が京都府(54.8%)。低かったのは岐阜県(28.4%)で、次が兵庫県(31.7%)。他都道府県のデータを見ても“東高西低”とは言い難い。厚生労働省のまとめた40歳以上の都道府県別喫煙率を見ても、東西の喫煙率に大きな差異は見いだせない。

 タクシー禁煙化の“東高西低”は、利用者の喫煙率と関係なく、業界関係者が世間の流れをどう捉えるかの問題だ。運賃改定も“東高西低”だが、まだ運賃改定していない地域こそ、利用者の納得を得るためタクシー禁煙化に取り組むべきだろう。

 客離れが心配で踏み切れない、という事業者の声を聞くこともあるが、その心配は真実だろうか。そうした声のある地域では、いっそのこと“禁煙タクシー乗り場”をテストケースとして設置して、利用者の流れを確かめてみるがいい。

 タクシー車内で喫煙を望む人もいるが、そのような人はむしろ少数派。嫌煙権の強まった時代変化を読み違えないようタクシー事業者の決断が求められる。
<具志堅>

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