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2007年10月29日

良質サービス提供者だけ生き残る


今月30日、四国の高松市で第47回全国ハイヤー・タクシー事業者大会が開催される。全乗連の富田新執行部が打ち出した「再規制」に向け、全国タクシー事業者の意思統一を図る絶好の場となりそうだ。

 タクシー事業の規制緩和が実施されて5年余が経過した。現在、多くのタクシー事業関係者が感じていることは、「まじめにこの事業を継続していて、本当に報われるのだろうか」という疑問ではないか。

 最近、よくいわれることは「規制緩和の目的であったタクシー事業の活性化はどこにも実現されていない」という不満。そのアンチテーゼとして「再規制」が登場した。ただ、以前とまるきし同様の制度に戻ったとしても救われないと思う事業者は多い。旗を振る富田会長自身、新制度によるタクシー業界の理想型を目指している。

 規制緩和が実施される際、タクシー業界は熾烈な市場競争時代に突入し、「適者のみが生存」するといわれた。厳しい環境の中で、生き抜く能力を身に付けた企業が勝ち残るというとらえ方だった。

 地球環境が劣悪になり、大方の生物が死滅した後を支配するのはゴキブリだといわれる。ゴキブリも立派な生物であり、害虫の自覚を持って生息しているわけではないが、嫌われ者、鼻つまみ者の代表格として扱われている。現在、タクシー事業の将来を同じように予見する人が少なくない。

 少子高齢化、人口減少。社会環境は激変する。時代ニーズを的確にとらえ良質なサービスを提供する事業者こそが「適者生存」の資格者だ。「再規制」に向け、そうした理念をぜひ加えてもらいたい。
<樫村>

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