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2007年10月1日

業界あげ乗客マナー呼びかけよう


 タクシー乗務員の接客マナーは、常に問われ続けているが、最近は利用者の乗客マナーも問われるようになってきた。

 どんな商売でも客は「神様」、「わがままな王様」に例えられる。タクシーの利用者もその例外ではない。だが、暴力行為を含め世の中では許されないことがあり、非常識なマナー違反も、その1つだ。

 東京都内で利用者に乗務員が暴力を振るわれたトラブルを耳にする。東旅協理事会でも業界として対抗策を検討すべきだと提案されたことがある。そんな“犯罪行為”は別次元にせよ、タクシーに乗る際のマナーは周知されているだろうか。

 優先座席付近では携帯電話の電源を切れ、駆け込み乗車はやめろ、と電車の中では利用者をしつけている。大量輸送機関は車内が公共の場であり、他の利用者に迷惑にならないようマナーを説く。バスでさえ釣り銭のないよう運賃を払えとアナウンスし、車内で飲食するな、チューインガムをかんで捨てるな、となかなかウルサイ。

 受動喫煙の被害から車内でたばこを吸えないタクシーは増えたが、今日的に“正しい乗り方”があるに違いない。タクシーに乗れば、なんでもし放題ではなかろう。電車の座席で足を組む、新聞を広げるなどのマナー違反を、ワケ知り顔のいいオトナが堂々とやっている。

 当たり前のことができない人間は多い。車内常識を説く役目は、事業者にあり、業界挙げて取り組むのもよい。タクシーでは、見過ごされてきたことだが、あらためて乗客マナーを考えなければならない時代になってきたことは確かだ。
<樫村>

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