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2007年8月30日

少数の超エリート支配

岩浦 哲彦(京浜交通社長)

 ここ数年、命がけの警告書が出版されている。その中から3つを緊急必読の書として挙げる。

 まず、ダニエル・エスチューリン著、山田郁夫訳「ビルダーバーグ倶楽部」(バジリコ)。1945年設立の、所属メンバー名もその存在自体も秘密にされてきた、中世ヨーロッパからの流れを汲むこの組織が、ロックフェラーおよびロスチャイルドの世界二大財閥を中心に、歴代の米国大統領や国務・国防・商務・CIA長官、フランス大統領や英国・カナダ首相およびその他政府要人、IMF・世銀総裁、NATO軍司令官、欧州王室などで構成され、会議にはワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズなどの有名メディア関係者も参加する。また、米国三大テレビ局のNBC・CBS・ABCは、この二大財閥によって株式支配され、NATOを考案した英国タビストック研究所を中心に、メディア利用による大規模な世論誘導(集団洗脳)を行っていることが分かる。

 その目的は、表向きは国連を使った全体主義支配の世界政府樹立で、国連税の導入・世界単一通貨制・ICチップの人体埋め込みによる完全な個人管理とキャッシュレス・2050年までに環境と資源保全のための強引な40億人の人口削減などである。

 次が、ヴィクター・ソーン著、副島隆彦訳「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」(徳間書店:原題直訳は「暴かれた新世界秩序」)で、マルクスの「共産党宣言」は、フランスの社会主義者コンシデランの「社会主義の原理」を種本に、今日の市場原理主義と同じ目的である独占支配体制確立のため、当時の組織の要請により書かれたものであること、また支配者たちの意思通りに働く代理人育成のため、オックスフォード大学のローズ奨学金や米国のフルブライト奨学金が創設され、各国の政府・行政・学界・ジャーナリズムの中に、自らの知性を過信するあまり単なる盲信者となった、これらの代理人が潜んでいることを教える。

 最後が、ウィリアム・G・カー著、太田龍訳「闇の世界史」(成甲書房:原題直訳は「チェスゲームの駒」)で、歴史と動機のすべてが明らかになる。中世ヨーロッパ諸国の専制君主制からの脱却につけ込み、革命という過激な体制変革(改革)を国際金融家が扇動し、革命勢力を支援して莫大な利益を上げ、さらに中央銀行制度という通貨発行権の、俗に民営化と称する私有化を手に入れた。現在、二大財閥だけで米国連邦準備銀行の53%もの株式を所有しているのだ。

 さて成田空港では今、すべての搭乗通路にHSBC(香港上海銀行:ロスチャイルド系)の広告が描かれている。郵貯300兆を含む1500兆の日本人金融資産の行方を告げているかのように……。

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