論点・視点
今号の論点・視点の全文
2007年8月27日
MKの価格破壊は看過できない!
京、阪、神のエムケイ各社が近運局に出した大型車初乗り2km450〜470円への運賃値下げ申請は、それぞれの地元タクシー事業者から猛反発を食っている。
大阪エムケイの大型車運賃値下げ申請に対しては、大タ協幹部の3事業者が反対意見陳述書を近運局に提出するとともに、会員事業者から反対の署名運動をはじめ、怒りと反対を行政当局やエムケイ側に伝えようとしている。
タクシーの規制緩和が実施された5年前、大阪のタクシー運賃戦争の端緒を開いたのは、ほかならぬ大阪エムケイだった。当時は、中型車初乗り1.7km500円の申請だったが、これに後れを取ってはいかんとばかりに、ワンコインタクシーをはじめ、いろんな事業者から自動認可枠を下回るタクシー運賃申請提出が相次いだ。
気になるのは、業界内に「あれはエムケイのプロパガンダ。一般紙に全国的にPR広告を掲載すれば、何億、何千万円というカネが掛かる。1回の値下げ申請で業界が騒ぐことによる宣伝効果を計算したもの」という“企業宣材論”があることだ。
だが、そうしてタカをくくっているうちに認可されたらどうなるか。実は大阪エムケイは、以前にも大型車初乗り500円への運賃値下げを申請したが、この時は反対意見はなかった。初乗り400円台ではなく、500円であっても業界へのボディーブローは、いずれ効いてくる。
エムケイの良質なサービスは見習うべきである。といって乱暴な価格破壊まで看過することはできない。サービス水準に見合う運賃を追求、模索してほしい。
<山田>
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