言言・語語
   
『大阪のタクシー業界は救われない』 業者団体に頼るのは間違いだ!
 大阪タクシー協会はことし3月に役員改選期を迎える。3期6年にわたり会長を務めた三木源一郎氏は、昨年5月、念願だった藍綬褒章を受章。周りには今期限りで会長職から退く旨を伝えているという。そこで、次期会長としても名が挙げられている澤志郎氏に、現在の事業者団体の在り方を含め、大阪のタクシーの現状を語っていただいた。
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次期会長に小野氏では?

――話をタクシーに戻しますが、業界からも、次期会長は大阪業界の実績、実力がある人が好ましいとの意見がある。澤さんの名を挙げる人もいますが。

澤 相互タクシーの小野幸親さんなんかが良いじゃない。会社の事業規模、歴史などからいってもご立派。現役の副会長ですよ。こまごました実務は副会長にやらせればいいんだから。座りはいいはずですよ。

――多田清(元大阪タクシー協会会長)さんは大した人でした。

澤 多田氏の時代が最も良い時代だった。わたしは1979年入社ですから、半分がいい時代、残りの半分が悪い時代です。
 先ほど出たバスとタクシーの一番の違いですが、これはタクシーには独自路線がないということです。事業からメーターや各種機器も全部同じ。本来、独自なものを持ち、同業他社との競争に勝つよう努力するのが普通の産業なのですがね。

――ありがとうございました。

(2007年1月16日)

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<澤 志郎(さわ・しろう)氏 プロフィール>

1951年生まれ。日本交通代表取締役社長。大阪、京都、兵庫、和歌山、鳥取においてタクシー、バス事業を中心に総合交通サービス事業を展開。

日本交通: http://www.nihonkotsu.co.jp/

聞き手=植田 耕二(トラモンド社論説主幹)